外壁塗装の見積もりで注意すべきポイント

外壁塗装を検討した際は、依頼する業者をすぐに一社で決めてしまうのではなく、複数の業者から相見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。

そして、出してもらった外壁塗装の見積書でまず確認すべきは、「外壁塗装一式」のように大雑把な項目になっておらず、何にいくらかかるのかが項目毎に明確に記載されているかです。

建物によって塗装面積も違えば、使用する塗料によっても費用は違うので、「外壁塗装一式」では何を基準に費用が算出されたのかが不明瞭です。
また、建物の現状によっても施工内容は異なってくるので、大切なお家の外壁にどんな施工をしたのかわからないでは塗装業者のやりたい放題になってしまいます。
外壁塗装は高額な工事なので、見積書に何にいくらかかるのかがハッキリ明記されているのは優良塗装業者の大前提です。

そして、見積書の費用内訳や施工内容をご自身でもしっかり把握する事で、他社との見積書の比較が可能となりますし、追加請求トラブルも防ぐ事ができます。
外壁塗装で失敗しないために、ご自身でも見積書の内容を確認し、わからない場合は業者にどんどん質問するようにしましょう。

外壁塗装業者から見積もりをもらった際に、以下の項目が記載されているかチェックしましょう。
項目の有無だけでなく、内容もしっかり記載されているのかまで確認するようにしてください。

塗装面積
塗装業者によって、計測した塗装面積に大きな差があるケースもあるので注意しましょう。
多少の誤差はあるかもしれませんが、明らかに大きく見積もっている業者は悪徳業者の可能性があります。

塗料の種類
塗料によって耐用年数や価格が異なるので、ご自身の要望に沿っているか確認しましょう。

塗装回数
外壁塗装において、塗装の塗り回数は基本的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の３回になります。
しかし、機能性塗料の場合、4～5回の塗装で効果を発揮するので、使用する塗料に適した回数になっているか確認しましょう。

高圧洗浄
塗装作業前に高圧洗浄をする事で、塗料の外壁への密着が良くなるので仕上がりが違ってきます。
悪徳業者はこの工程を省きがちなので、記載があるかチェックしましょう。

下地補修
外壁にヒビ割れなどの劣化がある場合、塗装前に外壁の下地補修を行う必要があります。
ヒビ割れが入っているのをご自身でも知っている場合は、この項目があるか確認しましょう

コーキング
基本的には外壁塗装の見積もりには、コーキングの打ち替え作業の費用も含まれています。

付帯塗装
雨樋、軒天、シャッター、配管などの付帯部と呼ばれる箇所の塗装を行う作業です。
見積書の金額が格安な場合は、この作業が含まれていないケースがあるので注意しましょう。

防水塗装
ベランダやバルコニーなど、防水塗装が作業工程に含まれる場合は内容を確認しておきましょう。

塗装以外の諸費用
外壁塗装工事には、ネット養生費用やマスキング費用など細かな費用も含まれます。
後々に支払いをする段階になってトラブルにならないよう、これらの細かい費用も確認しておきましょう。

支払い条件
工事費用の支払いは、基本的には契約時と完工後の２回払いが多いですが、完工後１回払いというケースもあります。
全額前支払いを要求してくる業者は、支払いの完了と共に逃げてしまう場合もあるので注意しましょう。